久々の父との会話
こんばんは。
今実家からの帰りです。
実はこのコロナ禍で、母から実家帰省禁止令が出ていたのですが
母が祖母のワクチン接種のために出かけているため
出禁を解放された父と夕食を共にすることに。
(よっぽど嬉しかったんだろうな…😥)
そこで話は祖母の話に。
祖母はコロナのワクチン接種を5月末に打つはずでしたが、
立て続けに友人や隣人が亡くなったことで、
心理的に不安になって具合が悪くなってしまい、
ワクチン接種をキャンセルして、別日にしました。
正直私は驚いていました。
「すごく明るくて陽気なおばあちゃんが」と。
でも父は「歳を重ねたからこそ気持ちがわかる」と言いました。
そして昔から仕事の愚痴や辛いことを言わない父が
語り始めました。
大学のゼミメンバー5人で毎月担当を決めて
各自課題図書を決めてそれについて勉強会をしていたこと。
そして3,4年前から立て続けに亡くなってしまったこと。
3人目が今年の3月で、「ガンで、もって今年の8月だ」と聞いていた。でもそれより長く生きることもあると希望をどこかで持っていたこと。
亡くなった話を聞いて、「だめだったか」と体中の力が抜けたこと。
お葬式に行って残った2人で「2人になってしまったね」と話したこと。
そして未だに受け入れられなくて
ひょっこりまた会えるんじゃないかと思ってしまうこと。
父の話を聞いている時、私はただただ涙が止まらなかった。
いろんな気持ちがあった。
愚痴も言わない父が、ここまで話すほど辛いことを抱えていたことへの驚き。
それを今の今まで子供に見せなかった父への尊敬の気持ち。
当たり前に会えていた存在に会えなくなることが
こんなにもこんなにも辛いのかという
なんていうんだろうか?
やるせないというのか?
うまく言えない。
モヤモヤした気持ち。
猛烈に好きな人の声が聞きたくなった。
LINEしてみようかな。
怖いけど。
生きている間に後悔だけはしてはいけないと
急に思った。
生きてることって
会えることって
当たり前じゃないんだね。
お父さん、ありがとう。